まがれみぎ

 せっかくですから曲がれ右して落し物を探しにそこまで

 呼吸 > 呼吸は潜在意識と有意識との懸け橋

生きている以上誰でも無意識に呼吸しています。
しかも私たちが
生きていく上で呼吸は死に最も身近なところにある生理現象です。

食事は1ヶ月無くても生きられますが、呼吸は数分間遮断されると酸素の欠乏のため死んでしまうほど私たちは死と紙一重のところで生きています。

大気が正常である限り毎日普通に呼吸できているために、忙しい毎日を送っている多くの方はそんな崖っぷちを歩くような状況であるとは考えずに過ごしています。
しかも生きていくために酸素を取り入れること以外他の機能は何かあるのか?とは考えないでしょう。

しかし呼吸の世界は広大で、引き出し方しだいで様々な効果を発揮するという興味深いものがあります。

隠れた部分での使い方ではヨガや太極拳など格闘技、能や芸能の分野などでメンタルのコントロールが一般的です。
この分野は現代科学や医学の論理とは別の世界に類するため、多分に独自独創的であり限られた人たちにしかマスターされていません。

しかしマスターしていない私たちでも無意識のうちに呼吸を通じて不思議な効果を経験しています。

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呼吸の思議な効果


例えばこんなことがあります。
置かれた状況により緊張や不安な状態になり胸で浅い息遣いになったとき、意識的にゆっくり深呼吸(特に吐くこと)すると緊張感や不安感が少し軽減してきます。

これは不安や緊張感によって潜在意識からのコントロールで浅い息使いになったのを、逆に意識的に深呼吸することによって潜在意識に不安や緊張感を沈静化するようコントロールできた結果となります。

このように呼吸は潜在意識へ信号を送り交感神経のはたらきをコントロールしているようです。

また例えば息を吸うときにはもっている力(パワー)を充分に発揮しにくいですが、吐くときは力が出しやすいことをどなたも経験していると思います。
ボクシングや空手の試合を見ていると、突きを出すときにシュッという音が聞こえますがこれは吐く息の音で、このような音がするくらい速く強く吐くことによってパワーが発揮されるからです。
これも吐く
は潜在意識へパワーを発揮するようにリンクしていてこのような効果を引き出す仕組みが具わっているようです。

更に格闘技では「すき」という言い方がありますが、これは相手が息を吸う瞬間を感るところに生まれる攻めのチャンスということのようです。

格闘技に縁のない私でも息を吸う瞬間、俊敏な動きやパワーを発揮するタイミングとしてはうまくいかず、攻撃するのにはもどかしい瞬間と感じます。

拡大解釈しますと吐くタイミングでは外へ向かって力を発揮するのに適し、吸うタイミングでは何かを吸収するのに都合が良いようにできているのかもしれません。

話をもどして、格闘技では相手の技を受け入れてはまずいので、まさにこの瞬間が格闘技では「すき」となるのがわかるような気がします。

ちなみに格闘技での「すき」は相手の呼吸から以外にも他にたくさんあり、呼吸のこのポイントは「すき」の中の一つの要素になります。

このように呼吸の吸う、吐くという動きが2種類の異なる身体機能の切り替えスイッチとなっていて、酸素を取り入れる以外にもう一つのはたらきをもっているといえます。

以上、酸素吸入の他に呼吸により無意識に経験している肉体と精神への効果や現象を一般的なところで上げてみました。


呼吸の特殊性


私は趣味で管楽器を演奏しますが、少しの休憩を入れながら1時間くらい吹いていると身体が暖かくなってきます。
演奏中は深呼吸しているくらい大きく息を吸って大きく吐く連続になります。
これによって血液の循環が良くなり身体の隅々まで血流が行きわたることで暖まってくると思われます。

つまり、普通は意識的にはコントロールできない交感神経の支配化にある血流を、意識的な呼吸のしかたによって操作できるということになります。


潜在意識の管轄である自律神経のコントロールのもと機能している心臓や、各種臓器のはたらき、
血液の循環、生理的なうごきなどは意識的にはコントロール不可能です。

一方呼吸の動きの基本は自律神経によりますが、意識的にもコントロールできる特殊性があります。


寝ている間は自律神経のコントロール下にあり無意識に呼吸を繰り返してくれますが、目が覚めているときには意識的に短い間息を止めたり、深く呼吸したり、速く呼吸したりできます。

そこで、交感神経の支配下にある生理現象のうち何故呼吸だけが意識的にコントロールできるように創られているのかという疑問が浮びます。

自問自答して、呼吸の仕方によって新たな可能性が開けることを示唆するメッセージなのではないかと思うのです。

もしかして、人の奥深くにありその根源的な機能が収められている潜在意識層へ導く鍵となっているとしたらすごいなと。


こうした特殊性をもつ呼吸の性質を利用し技術に応用してきた結果、上に述べたような様々な効果を実現できています。
しかしまだまだスケールの大きな効果はたくさん埋まったままなのでしょう。

未だ埋もれたままの呼吸法の隠れた手順が今後掘り起こされていくにつれ、まだ見ぬ潜在意識の世界に行き来するための懸け橋としての可能性が大いにあると思うわけです。
橋の向こうには私たちが知っている世界の数千、数満倍の広がりの中に想像を絶する体験や景色が無限に用意されているに違いありません。

宇宙へ向かって物理科学的な開発も魅力的ですが、誰の足元にも転がっている自分の機能の開発も同様に価値あるものと思うのですが、ただ気になるのは「妄想」は開発のジャンルに属しているかどうか・・・です。

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