まがれみぎ

 せっかくですから曲がれ右して落し物を探しにそこまで

人の雰囲気は通信手段


私たちは家族の中であるいは友達同士、仕事上など様々な人間関係のなかで、
相手の雰囲気を感じ取りながらつながりが出来上がっていきます。

人の雰囲気というものは実体が有るとはいえないながら、それは社会では確かに力を発揮しています。

そしてその雰囲気が受け入れられるかどうかによって、次の流れが大きく変わっていきます。

人は誰でもそれぞれの雰囲気をもっていて、自分と波長が合う人ばかりではありませんので、相手に対して無意識に自分と合う部分を探しながら人間関係を構築していきます。

人の雰囲気というのは人の数だけあるわけで、しかも経験を積んでいくにしたがい、またその人の環境によって変化していきます。
久しぶりに会った友人がずいぶん雰囲気が変わったということはよくあります。


人がかもし出す雰囲気は誰に教わったものでもなく、本能的なものです。
しかも出すものというよりも出るものの要素が強く、仮に出したいイメージの雰囲気があったとしても出るとは限らないし、逆に出したくないものが出てしまったりでコントロールがききません。

そして自分で自分の雰囲気がつかめないのに、相手にはある程度把握されてしまうという扱いにくいものです。

では相手はどのようにしてこちらの雰囲気をつかむのでしょうか。
私たちは普通ものを認識するのに
視覚、味覚、聴覚、触感、嗅覚の五感を使います。

人の雰囲気をつかもうとするときにこの中で使われる機能は普通「 視覚、聴覚 」が代表的なものでしょう。

視覚からは相手の面相、いろいろな表情、動きの中での癖、体型、衣服や身に着けているものなどがあります。
また聴覚からは、声音、話す文脈、話しながらの癖、語気、語調、内容の正確さ、解りやすさ、やさしさ、強さ、頑固さなど他にもまだあるでしょう。

こうした中から相手の何かを感じとり、それが雰囲気として入ってくるのでしょう。

例えば、人は自分の支えになっているような考えやポリシーを無意識ながらでももっていることでしょうが、そうした心の状態がその人の行動やちょっとした動作などに表れることがあります。

人のそうした動作の中にはある思いが込められていて、そこから発散している何らかの波が私たちの心にシンクロし、その人らしい雰囲気として伝わるのでしょう。

コミュニケーションは情報の交換だけではなく、このちょっとした動きにその人らしさを感じとりながらのものです。

雰囲気とは目に見えるあるいは聞こえる内容そのものからだけではなく、それに絡み付いている何かが伝わって感じさせるものです。


人は自分の関心のある話題にはより耳を貸すようにできていますから、話題がこちらの関心度に比例して親近感も増し、良い雰囲気として相手に受けとめられるでしょう。

また特に女性の場合は、ファッションに強い関心をもつ人にとっては他の何よりも、相手の身につけている物から個性や性格を感じ取り、その人の雰囲気をつかむのに長けているといえるでしょう。

さらには、永く生きてきた人の中には、人の外見や発する一言だけでその人となりがわかったつもりになる人もいます。
面白いと言うか、困ったものというか人の雰囲気というものはかなり正確にある一面を表していて、感覚の鋭い人には読み取られてしまいます。油断はきんもつです。


私たちは五感だけではなく、ある種の波を使って交信手段をすでに使って言葉になりにくい情報のやりとりしているようです。

発信する側の人はその波をコントロールできないので、正直なものを発信していることになります。

それを受け取る側は感じ方がそれぞれですので人によっては誤差が出ることは少なくはないでしょうが、人の雰囲気というのは通信手段の一役をかっているといえるでしょう。

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