まがれみぎ

 せっかくですから曲がれ右して落し物を探しにそこまで

 心理と身体 >  脳の苦手はイメージと現実の区別


私達の脳には苦手な分野があるようです。 強くイメージされたことと現実に起こっていることとの間には位差が生じる場合があるということです。

例えば、すっぱい梅干をイメージしただけで唾液が出てきたり、また敏感な方は漆(うるし)の木のそばを通っただけで身体に漆かぶれが生じる場合があるそうです。

 更にすごいことにはこんな心理学実験結果があります。
 強い催眠状態に陥った人に 『これは熱した鉄の棒です』 といって身体に冷たい鉄を触れると、暗示にかかって思い込んだ熱さに悲鳴を上げ、しかも実際に火傷らしいものができたりするようです。
 つまり、脳はリアルなイメージをもつとそれが現実とは区別がつかなくなり、現実よりもイメージの方が優先されて身体が反応するということです。

こうした効果は1700年代には認められていたそうです。
元々は患者に偽の薬を、これはとても効果があると嘘をついて与えたところ実際良い効果が得られることが少なからずあったということで「プラシーボ効果」とい言われています。

また逆に普通は効果が認められる本物の薬?を疑い、これは効果がないと思い込んで服用した場合、効果がみとめられなかったというデータがあり、これを「ノセボ効果」といいます。

「心頭滅却すれば火もまた涼し」
という言い回しもあるように、ある種の心理状態を起こすことによって現実とは逆のことを古い時代の日本でも認められていたことがうかがえます。

私達はこの脳の性質を利用しない手はないわけで、そのためには何事も自分にとって良いことに繋がる解釈ができるような環境を整えておくのが心頭滅却・・・スムースに繋がる必要条件といえるでしょう。


不安や心配事や恐れ、いろいろなストレスなどのネガティブな要因にそのつど真正面から向き合うことは、ノセボ効果の例からしてもマイナスのイメージを脳に植えつけてしまい、それらを体現してしまいかねません。

だからポジティブシンキングは大事だ・・・と言ったところでそう簡単にできることではありません。

もともと天性の楽観的な素養を持ち合わせておられる方には、ネガティブな中にもポジティブな見方が出来るかもしれませんが、普通はそうはいきません。

プラス思考で考えようとすればするほど、同じ比重でネガティブなイメージが浮かび上がってきたりします。

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もともとプラス思考という考え方は海外から入ってきたものらしいです。

日本人はどちらかといえば、物事をそのままを受け入れるという考え方で、プラスだろうとマイナスだろうと、ありのままを受け入れるやりかたです。
ですから受けたことにプラス思考で解釈を・・・とすることは日本人にとっては楽ではないと感じる方が多いかもしれません。

そこを克服していくための手がかりとしてこんなことがあります。
私達の目に映るものや人から受ける言葉には、それ事態は意味は無いわけで、私たちが習慣づいたパターンでそれらに意味づけしているという順序で認識してます。

つまり、外因が発生する、意味づける、認識する、感情が生まれる という4段階で受け留めております。
そうして生まれた感情が私達の行動やいろいろな体内的な変化の元となります。

冷静に考えるともともと意味が無い外因と、自分のなかに心当たりのあるものが重なり、意味が生まれそれが感情の元になっていくのでしょう。

冷静に考えるともともと意味が無い外因と、自分のなかに心当たりのあるものが重なり、意味が生まれそれが感情の元になっていくのでしょう。

マイナスにつながり勝ちな場合の軽減措置は、目の前の現象をまずはそのまま受け入れ、意味づけの段階を意識し一呼吸くらいして、ここをうまく処理できるかどうかにかかっていると思います。
つまり意味がもともと無いものに意味づけするときに自分にとって都合の良い意味づけをするように心がければ、そこから発生する感情はマイナスをプラスへ舵を切ることができるわけです。
意味の無い外因にどのように意味をつけるかは自由なわけですし、良くない意味付けをしなければならないような心当たりが無ければストレスや不安に繋がらないわけです。

このように考えたら少し私達の気持ちが楽になり、悪いことや病気が体現するということが少なくなっていくのではないでしょうか。

そうはいうものの、なるべく引け目を感じてしまうような心当たりになってしまうことに遭遇しない(招かない)ように、普段からの振る舞いを心がけることでしょう。

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