まがれみぎ

 せっかくですから曲がれ右して落し物を探しにそこまで

心と身体 > 時々適度なアンバランスな生活を

ここのところ日本では、無菌大歓迎志向が叫ばれ実施されているようですが、適度に雑菌を含め不規則な生活がちりばめられた生活の方が、元気に過ごしていくのには適しているというお話です。

日常の生活の中で清潔で規則正しい毎日の推奨は、一般的に私たちの健康生活を支えてくれ安心につながるための要素であろうという認識からです。

では健康な身体というのはどういうものかを振り返ってみると、病的な状態ではないだけではありません。
もう一つ大事なことは、ちょっとやそっとで病気にかからない身体をもっていることです。
多少の病原菌が漂っている環境で過ごしていても大丈夫な身体をもっているということです。
しかし現在の日本の考え方は、それらの病原菌が身体に入らないように消毒して身を守る方向で
取り組んでいます。

一方日本の国内環境事情は近年、海外から多くの人々がやってくるようになってきて必然的に日本には海外からの菌の流入は増すばかりです。

そんな中でゆくゆくは日本人の生活は、病院の無菌室に相当する狭く窮屈なスペースでの毎日を余儀なくされ、外へ出たいときには徹底した消毒薬を頼りに用事を足したらさっさと無菌室に戻りというイメージが浮びます。

こんな状態になったら
いずれパニックを起こすでしょう。
外へ出た人はみんな病人になってしまいます。
・・・・・・・・・・
しまいに外国人の入国を規制しなければならなくなり、グローバルな時代に逆行せざるをえなくなってしまいます。

こうなる前に私たち日本人としての選択は、多少の病原菌が漂っている環境で過ごしていても大丈夫な身体をつくるために過剰な除菌志向からの脱却が急がれます。

その切り替えは難しいことではありません。

誰にでも自分の身体を細菌から守る免疫力を具えていますので、それを使う機会をたまに身体につくってやるということです。
つまり、現在のように消毒まみれにしないで多少の菌が体内に入るような生活スタイルを推奨し、免疫力で菌を自力で始末することを経験させることで、徐々に菌に強い身体につくり上げていくということです。

ただしここには身体の機能上ちょっとしたコツがあります。
身体機能は自身を守ろうという機能と周りの環境に適応していこうとするはたらきをもっています。

例えば筋トレによるパワーアップは、トレーニングにより身体への負担に負けないで対応できるように筋肉増強を脳が判断を下した結果です。

逆に筋力を一定期間以上使わないでいると脳は、その部位の筋肉はそんなに必要ないと判断され減らしていきます。

このように脳の性質は身体の動きのなかに一定性を感知し、パターンとして動きを把握し、適宜対応していく特性があります。
ですから脳が学習したパターンから外れた身体の変化への対応する反応は割りと鈍くなったりするわけです。

その意味で、トレーニングするに当たってそのプログラムを、決まった日程で同じ時間帯で同じ
メニューをこなしていくのではなく、トレーニングメニューや日程をランダムに行う方が適応力の巾が出て、より効果的です。

このように、脳へ自分のパターンを学習されないようにランダムなプログラムで行っていくと、脳は身体に加わる負荷のパターンが予想できなくなり、幅広くすばやい対応で備えていくようになっていくわけです

このことは身体全体に対して当てはまるわけで、内臓についても同じことがいえます。
ただ内臓のほとんどは無意識の動き(不随意筋)になりますので、筋肉の場合と負荷の与え方が違いますが、ご存知のように
食べる行為からが簡単で合理的です。

身体の部位はみな影響し合いながら機能していますので、どこか一つの臓器に刺激を与えると全身に広がり、他の内臓に対して間接的に負荷が加わります。


まずものを食べると胃腸だけではなく肝臓、すい臓、胆嚢、腎臓など様々な消化器がはたらき始めます。
また血流が変化するので眠くなったり血圧が上昇したり、血管にも動きが生じたり、また精神的に満足感が得られストレス軽減・・・この他にも身体全体に動きが生じます。

ですから食べるパターンに変化を与えると全身へ刺激の変化を与えることになりますので、たまに食のパターンを変えてみることは筋肉の場合と同様、適応力の広がりが期待できるわけです。

病気を治す目的で食事療法をされている場合は抜きにして、食事の時間、食材の種類、絶食も含めた食事の量、咀嚼のしかた・・・など普段からずらした摂り方をしていると内臓器官へのトレーニングになっていくと思われます。

普段からあまりガチガチに摂生した食事スタイルを守っていると、体内で生じた少しのアンバランスな状況へも対応が鈍くなってしまい、体調不良を起こしやすくなってします。
これだと何のための摂生なのか、本末転倒です。

このようにいろいろな刺激を与えながら、たまには不具合を起こさせるくらいのことをして身体に具わった修復機能を訓練させていくと、消毒薬に頼らずとも免疫力がアップし本当の意味で健康な身体が出来上がっていくことでしょう。

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